8日目@大阪初日

大阪暑すぎ。北海道からいきなり大阪に来たから差がやばい。
難波をぶらぶらしてから、長居陸上競技場へ。



今日のメインレースは5000m
スタートの17時でも気温30℃ 湿度68%と暑すぎる。座ってるのも嫌なくらい。


数人の学生だけをじっくり見てられるのが日本選手権の良いところ。インカレは全員学生で、有力選手が多いから誰を見ていいのか分からんので。今日は3人だけじっくり見れました(´ω`)


A標準で持ちタイムトップの三津谷が引っ張る展開。1000m通過は2分47秒で、かなりの団子状態。次の1000mは2分51秒。次は2分56秒で、3000m通過は8分34秒という超スローペース。レースが動いたのは3090m地点。松宮が一気に上げて抜け出す。寺田的によると松宮の3100〜3300mは29秒1らしい。唯一反応できた松岡だが、ラスト3800mあたりで離れる。松宮のスピードは衰えることなく、優勝を決定づける。といった感じ。


1 6 143 松宮 隆行 コニカミノルタ 13:52.64
2 3 418 三津谷 祐 トヨタ自動車九州 13:55.98
3 1 135 瀬戸 智弘 カネボウ 13:56.28
4 2 161 徳本 一善 日清食品 13:56.73
5 9 419 小畑 昌之 安川電機 13:57.42
6 22 276 松岡 佑起 順天堂大 13:58.75
7 24 133 野田 道胤 カネボウ 13:59.56
8 25 221 上野 裕一郎 中央大 13:59.61



松岡佑起(順天堂大学)
前半は集団の前に位置して、松宮のスパートにたった一人食い下がる。松宮に離されてからは、後ろの実業団集団に徐々に差を詰められる。ラスト200mからごぼう抜かれされるも、一段階スパートして何とか6位に踏み止まる。
良かった!良かったよ松岡(つД`)感動した。最後抜かれたけど今日は確実に2番目の力だった。


上野裕一郎(中央大学)
松宮のスパートに4番目くらいに反応できたが、そこから切り替えれず、すぐに失速。後ろに下がる。しかし、離れてきつくなってからも大失速せず、ラストにもう一回盛り返せるのが彼の持ち味。ラスト2周過ぎから前と差を詰めだし、3位の瀬戸まで3秒差、松岡までも1秒に迫った。
いつもいつも、力を出し切ってないけどどこか光るレースをするので、次は…と期待させるところが大器と呼ばれる所以ですかね。果たして晩成することはあるのか…。これで世界選手権は絶望に。
今年危険な中大の為にも、最後の年は長距離仕様の体にして大学駅伝頑張って欲しいような。


佐藤悠基(東海大学)
前の方にいたが、スパートで一瞬反応して終了。上野と似たような感じだったけど、落ちてから最後切り替えた上野に対してズルズル後退する一方。
4月に10000でまずまずの走り(28分20秒)をしてから、関カレ→全カレ→日本選手権と調子は少しずつ落ちてく一方。周りが速いから相対的に絶不調に見られるんだろうけど、そこまで絶不調というわけではないかと。不調ぐらい。
3試合とも見てて思うのは、ラスト2〜3周で決まって足が止る、というか力が入ってない感じになってる。特にラスト1周の力の抜け具合はやばい。最後数mとかいつもちゃんと走り切ってない。だから、勝負に負ける→低評価につながると。勝負のかかってない、こないだの記録会だと、13分50秒ちょっとで悠々走れてる。選手権だと、彼程の選手なら不調でも前にいかないといけないしね。後ろからいって後半上げるといったような、調子を上げるような走りは出来ないわけで。前半はそこまで違いはない気がするんだけども。
なんなんだろうね?箱根で快走の後、2〜3月故障してて、練習詰めてなくて足に溜めがないからとか。4月の対抗戦から始まって、インカレとかチームの為に走らなきゃいけない試合が続いた。もうワンランク下の選手なら、立て直しも許されるけど、チームの看板背負ってる選手だとそうもいかないですね。
試合のない夏にもう一度ゆっくり立て直して、秋以降に期待で。